バージョン 1.16.59

ここではWordPressサイトのデータをバックアップできるプラグイン「UpdraftPlus」のインストールと使い方について紹介します。

WordPres公式サイトはこちら https://ja.wordpress.org/plugins/updraftplus/

UpdraftPlusとは

UpdraftPlusは、WordPressのサイトデータをバックアップできる無料のプラグインです。
同じバックアップのプラグイン「BackWPup」より簡単な操作でバックアップと復元ができます。

より多くの機能やオプションが必要な場合は有償のプレミアムバージョンもあります。

UpdraftPlusの特徴

  • クリック操作だけでバックアップと復元が可能。
  • GoogleDriveやDropBoxなどのクラウドストレージにバックアップが可能。
  • スケジュールを設定することで定期的に自動でバックアップが実行できる。
  • プラグイン、テーマ、アップロードのバックアップするファイルが選択可能。


UpdraftPlusのインストール

  1. 管理画面の [プラグイン] → [新規追加] を選択します。

  2. 画面右のキーワードに「UpdraftPlus」と入力すると「UpdraftPlus」が検索され一覧に表示されます。


  3. [今すぐインストール] ボタンをクリックします。


  4. インストールされたら [有効化] ボタンをクリックします。


  5. プラグインが有効化されたら以下の画面が表示されます。


  6. 管理画面の [設定] に [UpdraftPlus バックアップ] が追加されます。


手動でバックアップを実行する

  1. 管理画面の [設定] → [UpdraftPlus バックアップ] を選択して [今すぐバックアップ] ボタンをクリックします。


    UpdraftPlusを有効化した時に表示されたメッセージの [スタートするにはここをクリック。] ボタンをクリックしても実行できます。


  2. 「バックアップを実行」の子画面が表示されますので [今すぐバックアップ] をクリックします。


  3. バックアップが実行されます。


  4. バックアップに成功すると「既存のバックアップ」の一覧にデータが追加されます。


  5. 「既存のバックアップ」の一覧の [ログを表示] ボタンをクリックするとログが表示されます。


  6. バックアップファイルはサーバーの環境によりますが、ここではXAMPPを使ってWordPressをローカルに構築していますので、「C:/xampp/htdocs/wordpress/wp-content/uploads」フォルダに出力されます。


スケジュールを設定して自動バックアップする

スケジュールを設定する

  1. 管理画面の [設定] → [UpdraftPlus バックアップ] を選択して、[設定] タブを選択します。


  2. 画面上部の「ファイルバックアップのスケジュール」と「データベースバックアップのスケジュール」を設定します。

    ・ファイルバックアップとは、画像、テーマ、プラグインなど含めてバックアップします。
    ・データベースバックアップとは記事、カテゴリなどなど含めてバックアップします。

    プルダウンメニューからスケジュールを選択して、保存する数を設定します。


    スケジュールは
    ・手動
    ・2時間ごと
    ・4時間ごと
    ・8時間ごと
    ・12時間ごと
    ・毎日
    ・毎週
    ・2週間ごと
    ・毎月
    から選択できます。

    ここでは「毎日」「7日間分を保存」することで設定します。


保存先を選択する

  • バックアップの保存先を選択します。ここでは「Google Drive」を選択して 画面下部の [変更を保存] をクリックします。


  • 以下のメッセージが表示されますので、リンクをクリックしてGoogle Driveアカウントへのアクセスを許可します。


    Dropboxなど他のクラウドストレージも同様に認証を許可する手続きを行います。
    サーバーにバックアップを保存したい場合は、保存先を選択を選択する必要はありません。


バックアップを復元する

  1. 「既存のバックアップ」の一覧から復元したいバックアップデータの [復元] ボタンをクリックします。
    ここでは最初にバックアップした2行目のバックアップデータを復元します。


  2. 復元するコンポーネントを選択する画面が表示されます。ここではすべて選択して [次] ボタンをクリックします。


  3. [復元] ボタンをクリックします。


  4. 復元が実行されます。


  5. 復元が終了したら [UpdraftPlus 設定に戻る] ボタンをクリックします。


  6. 「バックアップが復元されました。」と表示されます。復元が成功するとoldフォルダが作成されていますので [古いディレクトリを削除] ボタンをクリックして削除します。




  7. 古いディレクトリが正常に削除されました。


まとめ

同じバックアップのプラグイン「BackWPup」と比較すると、クリックするだけでバックアップも復元もできるので操作性は「UpdraftPlus」のほうが良いです。
デメリットはバックアップの時間指定ができない点です。またバックアップデータも一つのzipファイルではないので世代管理したい場合は分かりにくいです。


以上、UpdraftPlusのインストールと使い方について解説しました。