ここではテキストボックス(TextBoxコントロール)のキー押下時のイベントについて紹介します。

キー押下時のイベント順

キーが押された際は、次の順序でイベントが発生します。

  1. KeyDownイベント(キーダウン イベント)
    キーが押された時に発生します。キーの種類を識別できます。
  2. KeyPressイベント(キープレス イベント)
    キーが押された時に発生します。入力された文字を識別できます。
  3. KeyUpイベント(キーアップ イベント)
    押されたキーが離された時に発生します。キーの種類を識別できます。

※フォームのKeyPreviewプロパティを「True」にすると、フォーム上の各コントロールより先にフォームのキーイベント(KeyPress、KeyDown、KeyUp)が発生します。


イベントの実装例

KeyDownイベントの実装例

TextBoxにフォーカスがある時、F1キーが押されたかを調べる例です。

Private Sub TextBox1_KeyDown(sender As Object, e As KeyEventArgs) Handles TextBox1.KeyDown
    ' F1キーが押されたか調べる
    If e.KeyCode = Keys.F1 Then
        Debug.Print("F1キーが押されました。")
    End If
End Sub


KeyPressイベントの実装例

TextBoxに入力された文字を大文字にする例です。

Private Sub TextBox1_KeyPress(sender As Object, e As KeyPressEventArgs) Handles TextBox1.KeyPress
    ' 入力された文字を大文字にする
    e.KeyChar = Char.ToUpper(e.KeyChar)
End Sub

入力された文字を小文字にする場合は、ToLowerメソッドを使用します。


以上、テキストボックス(TextBoxコントロール)のキー押下時のイベントについて解説しました。