ここではテキストボックス(TextBoxコントロール)のキー押下時のイベントについて紹介します。
目次
キー押下時のイベント順
キーが押された際は、次の順序でイベントが発生します。
- KeyDownイベント(キーダウン イベント)
キーが押された時に発生します。キーの種類を識別できます。 - KeyPressイベント(キープレス イベント)
キーが押された時に発生します。入力された文字を識別できます。 - KeyUpイベント(キーアップ イベント)
押されたキーが離された時に発生します。キーの種類を識別できます。
※フォームのKeyPreviewプロパティを「True」にすると、フォーム上の各コントロールより先にフォームのキーイベント(KeyPress、KeyDown、KeyUp)が発生します。
イベントの実装例
KeyDownイベントの実装例
TextBoxにフォーカスがある時、F1キーが押されたかを調べる例です。
Private Sub TextBox1_KeyDown(sender As Object, e As KeyEventArgs) Handles TextBox1.KeyDown
' F1キーが押されたか調べる
If e.KeyCode = Keys.F1 Then
Debug.Print("F1キーが押されました。")
End If
End Sub
KeyPressイベントの実装例
TextBoxに入力された文字を大文字にする例です。
Private Sub TextBox1_KeyPress(sender As Object, e As KeyPressEventArgs) Handles TextBox1.KeyPress
' 入力された文字を大文字にする
e.KeyChar = Char.ToUpper(e.KeyChar)
End Sub
入力された文字を小文字にする場合は、ToLowerメソッドを使用します。
以上、テキストボックス(TextBoxコントロール)のキー押下時のイベントについて解説しました。