ここではフォーム(Formクラス)の基本操作について紹介します。
目次
フォームを表示する
モードレスで表示する(画面を閉じなくても別の画面を操作できる)
' Form2 のインスタンスを生成する
Dim wForm2 As New Form2()
' Form2 をモーダレスで表示する
wForm2.Show()
モーダルで表示する(画面を閉じないと呼び出した画面に戻れない)
' Form2 のインスタンスを生成する
Dim wForm2 As New Form2()
' Form2 をモーダルで表示する
wForm2.ShowDialog()
画面の中央に表示する(StartPositionプロパティ)
フォームを画面の中央に表示するには、StartPositionプロパティをFormStartPosition.CenterScreenにします。
Dim wForm2 As New Form2()
' 画面の中央に表示する
wForm2.StartPosition = FormStartPosition.CenterScreen
wForm2.Show()
モーダルの親画面の中央に表示する(StartPositionプロパティ)
モーダルで表示したフォームを親画面の中央に表示するには、StartPositionプロパティをFormStartPosition.CenterParentにします。
Dim wForm2 As New Form2()
' モーダルの親画面の中央に表示する
wForm2.StartPosition = FormStartPosition.CenterParent
wForm2.ShowDialog()
フォームを閉じる
自身のフォームを閉じる(Closeメソッド)
Me.Close()
フォームが閉じられるのをキャンセルする
フォームを閉じる時に確認メッセージを表示させたい場合は、Closingイベントでフォームを閉じるかを判断します。
Private Sub Form1_Closing(sender As Object, e As System.ComponentModel.CancelEventArgs) Handles Me.Closing
If MessageBox.Show("閉じますか?", "確認", MessageBoxButtons.YesNo) = DialogResult.No Then
e.Cancel = True
End If
End Sub
フォームのプロパティを操作する
コントロールボックスを非表示にする(ControlBoxプロパティ)
フォームのタイトルバーにあるアイコン、最小化ボタン、最大化ボタン、閉じるボタン(×ボタン)を非表示にするには、ControlBoxプロパティをFalseにします。
Me.ControlBox = False
最大化ボタンを無効にする(MaximizeBoxプロパティ)
Me.MaximizeBox = False
最小化ボタンを無効にする(MinimizeBoxプロパティ)
Me.MinimizeBox = False
フォームを最大化する(FormWindowStateプロパティ)
Me.WindowState = FormWindowState.Maximized
フォームを最小化する(FormWindowStateプロパティ)
Me.WindowState = FormWindowState.Minimized
フォームの最大サイズを設定する(MaximumSizeプロパティ)
' フォームの最大サイズを500×500にする
Me.MaximumSize = New System.Drawing.Size(500, 500)
フォームの最小サイズを設定する(MinimumSizeプロパティ)
' フォームの最小サイズを250×250にする
Me.MinimumSize = New System.Drawing.Size(250, 250)
フォームのサイズを変更できないようにする(FormBorderStyleプロパティ)
' サイズを変更できない一重線の境界線
Me.FormBorderStyle = FormBorderStyle.FixedSingle
' サイズを変更できない立体境界線
Me.FormBorderStyle = FormBorderStyle.Fixed3D
' サイズを変更できない境界線なし
Me.FormBorderStyle = FormBorderStyle.None
フォームに自動スクロールバーを設定する(AutoScrollプロパティ)
' 自動スクロールを有効にする
Me.AutoScroll = True
フォームをタスクバーに表示させない(ShowInTaskbarプロパティ)
フォームをタスクバーに表示しないようにするには、ShowInTaskbarプロパティをFalseにします。子フォームを開いた時にタスクバーにフォームが追加されないようにする時に有効です。
Me.ShowInTaskbar = False
フォームの KeyDown, KeyPress, KeyUp イベントを発生させる(KeyPreviewプロパティ)
フォームに配置したコントロールのキーイベントを取得して処理したい場合、コントロールのキーイベントを受け取れるようにKeyPreviewプロパティをTrueにしておきます。
Me.KeyPreview = True
以上、フォーム(Formクラス)の基本操作について解説しました。