ここではVB.NETのチェックリストボックス(CheckedListBoxコントロール)の基本操作について紹介します。
目次
よく使うプロパティ
以下はCheckedListBoxコントロールでよく使うプロパティの一覧です。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
CheckOnClick | アイテムが選択されたときにチェックボックスを切り替える必要があるかどうかを示す値を取得または設定します。 ワンクリックで選択する場合は True を指定します。 |
MultiColumn | CheckedListBoxが複数の列をサポートするかどうかを示す値を取得または設定します。 複数の列をサポートする場合は True を指定します。 |
ScrollAlwaysVisible | 垂直スクロールバーが常に表示されるかどうかを示す値を取得または設定します。 垂直スクロールバーを常に表示する場合は True を指定します。 |
SetItemChecked | 指定されたインデックスのアイテムの項目の CheckState を Checked に設定します。 |
SelectionMode | 選択モードを取得または設定します。 None:選択できない One:選択できる(複数可) |
項目を追加する
項目を追加する(Items.Addメソッド)
Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles Me.Load
' チェックリストボックスに項目を追加する
With Me.CheckedListBox1
.Items.Add("北海道")
.Items.Add("東北")
.Items.Add("関東")
.Items.Add("中部")
.Items.Add("近畿")
.Items.Add("中国")
.Items.Add("四国")
.Items.Add("九州・沖縄")
End With
End Sub
配列項目を追加する(Items.AddRangeメソッド)
Private Sub Form1_Load(sender As Object, e As EventArgs) Handles Me.Load
Dim strItem() As String = {"北海道", "東北", "関東", "中部", "近畿", "中国", "四国", "九州・沖縄"}
' チェックリストボックスに配列項目を追加する
Me.CheckedListBox1.Items.AddRange(strItem)
End Sub
項目を挿入する(Items.Insertメソッド)
' 項目を挿入する
Me.CheckedListBox1.Items.Insert(4, "5行目に挿入")
項目を削除する
項目を全て削除する(Items.Clearメソッド)
' 項目を全て削除する
Me.CheckedListBox1.Items.Clear()
指定したインデックスの項目を削除する(Items.RemoveAtメソッド)
' 2行目の項目を削除する
Me.CheckedListBox1.Items.RemoveAt(1)
項目をチェックする
インデックスを指定してチェックする(SetItemCheckedプロパティ)
' 1番目の項目をチェックする
Me.CheckedListBox1.SetItemChecked(0, True)
すべてのチェックを解除する(SetItemCheckedプロパティ)
' すべてのチェックを解除する
For i = 0 To Me.CheckedListBox1.Items.Count - 1
Me.CheckedListBox1.SetItemChecked(i, False)
Next
選択されている情報を取得する
選択されている全ての項目を取得する
' 選択されている全ての項目を取得する
For Each item In Me.CheckedListBox1.CheckedItems
Debug.Print(item)
Next
' 選択されている全ての項目を取得する
For Each i In Me.CheckedListBox1.CheckedIndices
Debug.Print(Me.CheckedListBox1.Items.Item(i))
Next
指定した行を書き換える
指定した行を書き換える(Itemsプロパティ)
' 指定した行を書き換える
Me.CheckedListBox1.Items(1) = "2行を書き換える"
全てのチェックを解除する
全てのチェックを解除する(SetItemCheckedプロパティ)
' 全てのチェックを解除する
For i = 0 To Me.CheckedListBox1.Items.Count - 1
Me.CheckedListBox1.SetItemChecked(i, False)
Next
以上、VB.NETのチェックリストボックス(CheckedListBoxコントロール)の基本操作について解説しました。