ここではOracleのV$SQLビューを使って実行されたSQLの情報を確認する方法について紹介します。
V$SQLビュー
以下はsampleスキーマで指定した日付以降に実行されたSQL文を取得する例です。
SELECT
SQL_FULLTEXT
FROM
V$SQL
WHERE
FIRST_LOAD_TIME >= TO_DATE('2021/07/01 20:00:00', 'YYYY/MM/DD HH24/MI/SS')
AND PARSING_SCHEMA_NAME = 'sample'
ORDER BY
FIRST_LOAD_TIME DESC
以下は主要なV$SQLビューの列です。
列名 | 説明 |
---|---|
SQL_TEXT | カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字 |
SQL_FULLTEXT | CLOB列として公開されるSQL文の全テキスト |
SQL_ID | ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 |
FIRST_LOAD_TIME | 親の作成時刻のタイムスタンプ |
PARSING_SCHEMA_NAME | この子カーソルの作成に使用されたスキーマ名 |
SERVICE | サービス名 |
MODULE | SQL文の初回解析時に実行中であったモジュールの名前 |
LAST_LOAD_TIME | 問合せプランがライブラリ・キャッシュにロードされた時刻 |
LAST_ACTIVE_TIME | 問合せプランが最後にアクティブになった時刻 |
以上、OracleのV$SQLビューを使って実行されたSQLの情報を確認する方法について解説しました。