ここではOracleのユーザー(スキーマ)の作成について紹介します。

ユーザーを作成する

CREATE USER 文

ユーザーの作成は、CREATE USER文を使用します。

構文

CREATE USER {ユーザー名}
       IDENTIFIED BY {パスワード}
       [DEFAULT TABLESPACE {表領域名}]
       [TEMPORARY TABLESPACE {一時表領域名}]
       [QUOTA {サイズ | UNLIMITED} ON {表領域名}
       [PROFILE {プロファイル名 | DEFAULT}]
       [ACCOUNT LOCK | UNLOCK]
       [PASSWORD EXPIRE]
;
パラメータ説明
IDENTIFIED BYログインに使用する初期パスワードを指定します。
※Oracle 11g からパスワードの大文字小文字を区別するようになりました。
DEFAULT TABLESPACEユーザーが使用する表領域を指定します。
TEMPORARY TABLESPACEユーザーが使用する一時表領域を指定します。
QUOTAユーザーが表領域内に割り当てることができる最大サイズを指定できます。
UNLIMITEDを指定すると無制限に割り当てることができます。
PROFILEユーザーに割り当てるプロファイルを指定します。
省略した場合、DEFAULTプロファイルがユーザーに割り当てられます。
ACCOUNTアカウントが使用可か不可かを指定します。
PASSWORD EXPIRE次回ログイン時にパスワードの変更が必要になるようにします。


以下はユーザー「sample」を作成するCREATE USER文です。

CREATE USER sample IDENTIFIED BY pass;
C:\>sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 11.2.0.2.0 Production on 金 4月 9 10:52:14 2021

Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved.



Oracle Database 11g Express Edition Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production
に接続されました。
SQL> CREATE USER sample IDENTIFIED BY pass;

ユーザーが作成されました。


ユーザーを作成したらGRANT文で権限の付与します。


以上、Oracleのユーザー(スキーマ)の作成について解説しました。